プロ仕様業務用エスプレッソマシンのトップブランドLa Cimbali社が1950年代に発売した、ホーム・エスプレッソマシン “マイクロチンバリ”の2ndモデルとなります。 2ndモデル(S/1510)は1960年に発売され、それまで特殊ツールを使い下からピストンを取り外す必要があった50年代モデルから、ピストンを上から簡単に取り外すことが可能となったバージョン2.0のマシンです。 使用感が殆ど無いままミラノで眠っていたオリジナルマシンをフルレストアしたもので、機能的にはもちろん、コレクションにこのまま加えられる状態に仕上げました。 マイクロチンバリはパヴォーニのように新品パーツの入手がほぼ不可能で、ガスケットキットやサイトグラスといった僅かなパーツしか入手出来ません。 またグループヘッドと一体型のボイラーはアルミ鋳造のため真鍮パーツとの接触部分に電位差が生じ、アルミが犠牲陽極となり醜く内部が腐食するというデメリットがこのマシンにはつきものです。 幸いにもこのマシンはとても綺麗な状態を保っていたのは奇跡とも言えます。 腐食防止のため使用後は必ず排出バルブからお湯を抜き取り、余熱かドライヤーなどでボイラー内部を完全に乾かすことをオススメします。 このマシンは特別な工具を使わずに簡単に分解してメンテナンス出来ますが初心者向けではなく、様々な情報を世界中のマニアやコレクターから得る必要があります。 スペアパーツが必要になった場合は部品取りのジャンクマシンを探さなくてはならないので、取り扱いには注意してください。 食品機械用の規格で定めるH-1グレードのハイスペックなシリコングリースを使用して組み立てておりますので安心してお使い頂けます。 電気系統は全てオリジナルでテスト確認済みですが、コンセントプラグのみアップトランスに適用するようにSEプラグに交換してあります。 スチール製のスタンドベース及びボイラーキャップのグレー・ハンマートーン塗装とプリント文字は綺麗に残っております。 ボイラー容量/1.25リットル(MAX) 220V 300+1000W ドイツSEプラグ(16A) 高さ40/50cm×幅23cm×奥行35cm 重さ/8kg ポルタフィルターは51㎜ スチームバルブにプレッシャーゲージを後付け出来るキットが販売されています。